スタッフブログ

2018年12月21日 / 庵雅楽

思うこと

久しぶりの 🐕ワンタンメン🐕 です。

最近サービス付き高齢者向け住宅「而今庵」の打ち合わせや、設備等の購入‥他諸々に時間を取られ、
ブログが疎かになってしまいました。
また、それと同時に、周囲の皆さまの状況もいろいろと変化があり、考える事が増えました(小さい海馬で‥)

カラオケの集い については以前ブログにあげましたが、今回は集いの仲間の事です。

昨年から午後の部に参加されておりますSさん(♂)です。
今月になってから、「カラオケの集い」の今後はどう展開していくのか?と言う質問をなげかけられました。

‥‥‥この先? ‥‥展開?

いや~そんな大袈裟なことでしょうか?

私達は、ただカラオケと言うものを通して、楽しく一時を過ごして頂き、「また来週ね」と笑顔でご帰宅いただき、次の火曜日まで、「どんな歌を歌おうか」とか「何を着ていこうか」とか
「こんな話をしよう」とか‥‥
そう言った思いで参加されることに意味があるのだと思っておりました。

Kさんは、独居です。数年前に連れ合いを亡くし、東京から娘さんが居住している甲府の地へ引っ越してきたばかりでした。
近隣とは挨拶をする程度。もともとあまり人付き合いが上手ではなく、全て連れ合いに依存されていたようです。
当方の「カラオケに集い」の広告を目にされ、近いという事もあり、娘さんと下見にいらっしゃってそれから休むことなくご参加いただいております。
毎月替わるディスプレイをとても楽しみにされており、
「私、こういうのだ~い好き。ご飯を食べる事より好き」といつまでも眺めていてくれています。
決して歌うことを楽しみにされているのではありませんが、違う楽しみがあるようです。

また、Yさんは息子さん家族と同居ですが、日中の楽しみは銭湯に行くことだそうです。買い物も行きますが、そう遠くには行けず、やはり毎週火曜日を楽しみにされており、
毎回新曲を仕入れて披露されてくれます。

Eさんは歩くことが不自由になってきております。しかし、火曜日は午前中からお化粧をし、髪を整え、いつも素敵な洋服をお召しになってこられます。

私達はそれで良いのではないかと感じておりました。

中には、友人を誘って参加されてくださる方もいらっしゃいます。

歌が下手とか、上手とかそんなのは関係なく、「カラオケの集い」を通して知り合いになったり、刺激を受けたりして頂いていたはずでした。

Sさんそれではダメでしょうか?

職員も皆さんに楽しんでいただこうと いろいろと思案し、小芝居や、話、お茶の間の健康情報等も考えているんですが……

今年でSさんは卒業されるそうです。
少し寂しいですが、職員や皆さんにいつもお気遣いをいただきありがとうございました。

出逢いがあれば、別れもあるんですね。

何時までもお元気で‥‥ ありがとうございました。